06/30 為替と今後の景気の動向 日経平均、NYダウ共に続落
ポイントとして考えたいのは原因がギリシャのデフォルトだけなのかと言う部分です。もうひとつギリシャのデフォルトに隠れた形になりましたが、上海総合で株価が暴落しています。NYダウと日経平均の続落はこの影響を受けたのではないかと考えることもできるわけです。そもそも日本はそれほどギリシャの国債は保有していません。大量に保有している国のほとんどは欧州諸国となります。その状況でも多少は株価に影響するというのは考えられますが、ここまで大きく影響するとは少し考え難いのではないでしょうか。
上海総合が暴落するとどうなるのか?
予感させられるのは中国の株価暴落によるバブルの崩壊です。と言っても国土も広くエネルギーも十分にあるのでバブルが簡単に崩壊するとは思えませんが、株価が下がるのは企業の成長を妨げるものであるのも事実です。
いよいよ中国のバブル崩壊が本格化してきたか?と予測される方も多いでしょうが、国土、人口、成長率を考えるとまだまだ余力を残していると考えるのが自然の流れです。
中国、韓国と景気低迷と思われる兆候が見え始めていますが、今回のギリシャデフォルトで更に被害が大きくなる可能性もあります。こうなると為替の予測は見ておくべき所が多くなりすぎて状況を予測するのが難しくなってしまいます。全ての出来事を同時進行で把握して行くのは非常に難しいものがあるでしょう。
今日の為替予測
本日も円高の傾向は強いでしょう。ギリシャの期限としては6/30日なので今日中に動きがなければデフォルトは確定的と考えてもいいでしょう。7/5日の国民投票をまたずして結果は見えているのではないか?とも思えますが、いくら年金が守れても通貨の価値が下落してしまっては、現在の生活は守ることができないのが現実です。
少し話はそれてしまいましたが全面的に円高の予測です。株価の下落幅等に注意しつつ取引をしていきましょう。反転は一定間隔で起こるのでそこを予測して、その時点だけは投資をせずに様子見といった取引の仕方も利益を生みそうです。動きの激しい一日になりそうです。